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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第59章 飢饉(アズート)
「そ、そんな・・・」
マチルダは改めて目の前の男を見た。

間違いなく、十数年前に別れた時のままの姿だった。
だが、それが僧侶では無いという事実も示していた。

「十数年前の僧侶」と全く同じということはあり得ない。
あの時でさえ、今よりも年老いていた印象だったのだから。

目の前の男は老人ではあるが、中年に近い若さを感じられた。
いくら何でも年齢が合わない。
マチルダは自分の思い違いに顔を赤らめ、男に謝罪した。

「申し訳ありません・・・私の尊敬していた方にソックリだったもので」
憂いをもった表情から漏れる声は、清純な響きと共に成熟した色香を醸し出していた。
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