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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第6章 不思議な力(呪われた王宮)
ルナは不思議に思った。
何時もならルナの顔を見たとたん嬉しそうに顔を崩して話しかける男が、まるで人形のような冷たい表情をしている。

どうしても司教に会って父のためにお祈りをしたかったルナはソッと腕を組むと、真っ直ぐに門番の目を見て言った。
金色の瞳が光っていく。
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