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人生双六~振り出しに戻る~
第5章 小6 3月某日
 「どうだ菖子。1年ぶりの儂のチンポの味は?」
 派手な茶髪に染めた頭を乱暴に撫でてやると菖子はチンポから口を離し上目遣いで儂を見上げる。
 「とても美味しいです。ご主人様。」
 教鞭を取っていた頃とはうって変わったけばけばしい化粧からは菖子の今の暮らしぶりが伺い知れる。
 女手1つで一歳になるかならないかの子供を育ててるのだ。
 不倫して子供を孕んで退職した淫らな女教師として回状が回り教職に就けない身では夜の世界に堕ちるしかなかったのだろう。
 去年まではなかったネットリとした淫猥な舌使いに性風俗店での苦労が垣間見得る。
 嗚呼、悪いことをしたな。
 胸を過る悔恨の念。
 
 普通のまともな人間なら当然のように感じるだろう苦い思い。
 だが生憎儂は普通のまともな人間ではないらしい。
 肉棒から沸き上がる快楽に身を委ねながらも儂が教えておらぬテクニックを駆使する女に暗い怒りすら覚えている。
 「この一年で何本のチンポを咥えた!この売女が!」
 茶髪の頭を鷲掴みにして思い切り引き寄せる。 
 愛情の欠片もないイラマチオ。
 息苦しさに涙を流し半分えずきながらも後頭部を押さえつけられ逃げる事が許されない。
 儂の性欲を発散させるための道具。
 虐めたい。
 壊したい。
 何かいい物はないか?
 室内を見渡し・・・見付けた。
 我ながら悪魔的な発想に背筋を震わせながら立ち上がりゆっくりと後退る。
 突然の移動に一瞬怯んだが菖子はチンポを咥えたまま四つん這いで儂についてくる。
 そうじゃ。あんよは上手。
 腹の中で囃し立てながらゆっくり、ゆっくり歩を進める。
 後5歩、3歩。
 床に転がっていたそれを跨ぎ止まる。
 !
 自分が今何の上に居るのか気付き菖子は儂の股間から逃げようとする。
 が、それを許す気はない。
 がっちり頭を押さえ込み動きを制する。
 目からの滂沱の涙と口許からの涎が床で無邪に笑っている乳児の顔に降り注ぐ。
 「どうした菖子先生。娘にしっかり性教育しないか!」
 そう。
 この子は菖子が産み育てている儂の娘らしい。
 と、言っても今日一年ぶりに再会して「貴方の娘です。名前は雅美。」と紹介されたばかりなので実感も感慨も皆無じゃし、そもそも興味すらない。
 
 
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