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愛妻を抱かせる
第9章 日常
綺麗に剃毛された陰部にも縄が通され

きつく食い込んでいた。

その時の衝撃が今の私の性癖に

強く影響していることは確かだ。

新婚時代に緊縛を試したことがある。

さすがに麻縄は妻を恐れさせるし

下手をすれば二度と相手を

してもらえないどころか

夫婦仲にも影響しかねないと思った。

なので、赤い手芸用の柔らかいロープを

使うことにした。

その晩、私はやってみたかったことを

決行することにした。

いつものようにベッドの上でパジャマを脱がせて

愛撫しながら妻の身体が熱ってきた頃合いを見て

用意していた赤い綿のロープを取り出した。

「こういうの、やってみない?」

私は温まってきた雰囲気のまま

妻はそれほど抵抗せずに縛らせてくれると

思い込んでいた。

しかし、これまでの良い雰囲気を断ち切るように

妻はロープを見た途端に怯えたような顔で

「何するのよ、ヤダ…」

「ちょっとだけだから、痛くしないから」

やめておけば良かったのに

若かりし日の私は後先考えずにやってしまう

ところがあったので半ば無理矢理に妻の両腕を後ろに回して

手首を縛った。さらに見よう見まねで

あのエロ本のように乳房の上下に縄を通して

とりあえず似たようなものに仕上げた。

妻を姿見の前に立たせて

私は後ろに立ち、乳首をこね、摘み上げた。

「どうだい?白い肌に赤い縄がよく似合ってるよ。」

妻は下を向いたままだった。

「いいね…とても綺麗だよ…」

妻にその気になって欲しいから

褒め倒したのだが次の瞬間、私はひどく面食らうことになる。

妻が顔を上げ鏡に映るその泣き顔を見た時

「えっ、どうしたの?」

「なんでこんなことするの?

そんなに私をいためつけたいの?

好きじゃなくなったからこんな酷いことするんでしょ?」

妻の目から大粒の涙がこぼれて、鏡越しに

寂しい表情で私を見つめ続けた。

これほどの純粋無垢だとは思っていなかった。

本当に何も知らないし、理解するとか

それ以前の問題だった。

すぐに縄を解いて思い切り抱きしめた。

若かりし日の苦い思い出だが、

のちに緊縛師に縛ってもらうまでになった話は

後の章に譲るが、やはり抵抗されてからの

スタートというのは妻との遊びには

通過儀礼ということのようだ。




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