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世界で一番君が好き~you are my treasure♡
第20章 沖縄の先輩たちの現状


なんかお兄さんがヤクザに不向きって凄く分かるかも(笑)

「じゃぁ、私達どっちもあの兄弟に助けられたんだね(笑)」

私がそう言うと雫さんはにっこり笑って、

「そう(笑)・・・・本当に・・・・ありがとう・・・・・」


雫さん・・・・。

岳さんと一緒に安心して生活ができると良いね・・・・。

昨日会った時に感じた、岳さんと雫さんと徹君の注意深い雰囲気。

東京を出発してからずっとこんな感じで逃げて来たんだと思う。

石垣に寄りかかりコーヒーを持つ手の反対側の手で雫さんの左手を握った。

「沖縄で暮らせると良いね・・・(笑)そしたら蓮とチョコチョコ遊びに行っちゃうかも・・・・」

私がそう言うと雫さんも笑って、

「凄い・・・そんなのが現実になったら私・・・・」

・・・・・・・・。

雫さんはそこまで言うと目を擦って・・・・。


「私・・・幸せ過ぎて・・・・」

そう言って下を向いた。



そうだよね。

逃げて生活をするって・・・凄く疲れるし怖いと思う。

大丈夫。

きっと・・・・。

涼さん達は・・・・。

受け入れてくれる気がする。



「雫さーーーん!!!!凪さーーーん(笑)こっち向いて下さーーい!!!!」

少し離れたところからブンブン手を振ってそう言うのは・・・・。

徹君。

私と雫さんは笑って徹君の方を向いて手を繋いでポーズをとった。

「雫さん・・・大丈夫(笑)・・・きっと大丈夫・・・・」



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