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花の香りに酔う如く
第8章 金木犀の香りほどの不安②〜律
沙羅ちゃんは、
本当に僕と結婚しても良いって思ってるのかな。

不安な気持ちもあった。

世間知らずで、
勿論、他のオトコと付き合ったこともない沙羅ちゃんにとって、
自分がベストだとはとても思えなかった。


でも、誰よりも沙羅ちゃんが好きだという気持ちに、
嘘偽りはないと考えていた。


沙羅ちゃんも、
改宗すれば良いとか、
お兄ちゃんが居るからお嫁に出ても大丈夫じゃないかとか言ってくれてる。


だったら。

誰かに盗られる前に、
沙羅ちゃんと結婚したいってこと、
宣言してみようかと思った。


金木犀の香りがする、
沙羅ちゃんの誕生日の時に、
思い切って言ってみよう。


まずは、住職。


いやいや。


まずは、沙羅ちゃんに、
言ってみよう。



それから、住職。

そして、僕の実家の両親。

その上で、
沙羅ちゃんのご両親に頭を下げて、
お願いしに行こう。


僕は、
沙羅ちゃんがくれたボールペンをぼんやり眺めながら、
決意した。
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