この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花の香りに酔う如く
第10章 イランイランの誘惑②〜律
春休みはどっぷり勉強しているようで、
その様子を見るのも可愛くて、楽しくて仕方がなかった。

水野住職もそんな顔をしていて、
みるみる時間が過ぎていった。


沙羅ちゃんの最初の司法試験は、
択一だけ合格はしたけど、
論文はダメで、
それは当たり前のことだと思った。


そして、4年になってからの試験は、
本当に寝る間も惜しんで勉強して、
僕と同じように合格を果たした。


卒業してから結婚と言ってたけど、
折角だから修習生もやった方が良いと言って、
無事にその期間を終えた。


そのまま、結婚して家に入るのは勿体ないんじゃないかと言っても、

「律さんをこんなに待たせてしまったから!」と言って、
首を縦に振らなかった。



それで、正式に結納をして、
結婚式の日取りを決めたのは、
卒業して半年以上経った、
沙羅ちゃんの23歳の誕生日の辺りだった。



僕は、花の香りを嗅ぐ毎に、
沙羅ちゃんとのキスや、
柔らかい身体を抱き締めた感触を思い浮かべたりして、
脳味噌が混乱することもあったけど、
ちゃんと誓いは守れた。


どの香りも印象的で、
それまで、花のことなんて気にしたこともなかったのに、
不思議なものだと思った。




銀座のママさんからは話を聞くことは出来なかったけど、
こうして、僕達は結婚式を迎えた。


ようやく、沙羅ちゃんを僕のモノに出来る。
/235ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ