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花の香りに酔う如く
第11章 沈丁花に誓う初めての夜〜沙羅
律さんは本当にパパとの約束を守り切ってくれて、
おまけに、司法修習生までさせてくれてから、
結納は私の誕生日の11月に執り行い、
結婚式は2月に挙げることになった。


花嫁修行は充分過ぎるほどで、
お寺の寄宿生活でも判ったとお義父様になる住職様に太鼓判を押されて、
ちっともお寺のこともしないことをよくこぼしている家元先生ご夫妻、こちらも義理の両親になるけど、
そちらからは「数年掛けて、素晴らしいお嫁さんを射止めたな?」と律さんは言われていた。


「私の方こそ、
ずっと私を守って、待っていた律さんのお嫁さんになれて、
本当に幸せです」と言うと、
律さんは恥ずかしそうに微笑んで、
空くんが、
「えっ?兄貴、本当にヤラなかったんだ?」と言って、
家元先生がコツンと空くんの頭を軽く叩いて、
その後、みんなが声を上げて笑うのを見て、
私の方が恥ずかしくなってしまった。



家元先生のお寺で厳かに結婚式を挙げて、
横浜ランドマークのホテルで賑やかに披露宴をして貰った。



そして、その日はそのまま、
ホテルのスイートルームに宿泊することになっていて、
私は静かに緊張していた。



ついに…。
律さんとの初めての夜を迎えることになる。


お風呂は、
とても一緒になんて入れる訳はなくて、
お互いに譲り合って、
結局、律さんが先に入って貰ってから私が入った。


ママさんからのお祝いで、
エステでピカピカにして貰っているし、
完璧!と思いながら、
純白のナイトドレスを着てみた。

外されるのが恥ずかしくて、
ブラはつけなかったけど、
ショーツは履いてない方が恥ずかしいから、
純白のを身につけた。


バスルームからそっと出てみると、
律さんがソファに座って水を飲んでいた。


「おいで?」と言われて、
そっと隣に座ると、

「沙羅ちゃん、凄く可愛いよ。
幸せだな」と言うと、
唇に軽くキスをしてくれる。


その時、
大切なことを忘れていたことに気づいて、

「あっ!」と声が出てしまった。


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