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ただ一緒に居たいだけ
第8章 マインドゲーム
金曜の夜になった。

渉さんはメイちゃんの処にお泊まりに行く。

私は…。

結局、今週はゲームの中でもLINEでも、
慎吾さんと話をすることはなかった。


そう思いながらバスタブに浸かった。


きちんと考えてみて?


そう言ったのは自分。


それで、あれこれ考えてみて、
結論、無理ってことだったんだろう。


当たり前だ。


はっきり言わないのは、
慎吾さんの優しさだと思った。


だって、
本当に渉さんとメイちゃんが結婚したら、
メイちゃんの兄なんだし、
私の義理の息子になるんだろう。


こんなに好きって言われたのは、
学生時代以降、なかった。


正確には、
仕事帰りに入ったバーとか、
仕事の取引先なんかで、
望まない相手から、
何度もアプローチされることはあった。


でも、なんだか、
ギトギトしてたり、
重たかったりして、
とても付き合う気持ちにはなれなかった。


単純に、寝たいって感じで、
化粧室まで追いかけてきて、
キスしようとしてきたりとか、
本当にうんざりだったから。


隙があるのかな?と思って、
どんどん武装していってた。


だから…。

真っ直ぐに見つめられて、
好きと言われるのは心地良かった。


無理矢理、キスを迫ったりしないところも、
信頼出来た。



でも…。



私は自分でその心地良さを手放してしまったんだ。




ザブンと顔を洗ってお風呂から出て、
髪を乾かした。


うん。
明日、決行しよう。
予定より2週間ばかり早いけど。


そして、いつものようにゲームの電源を入れた。
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