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幼なじみと月祭
第1章 -幼なじみと月祭-
「ああぁーっ♡!!」

快感と初めての痛みが混ざり合って、
挿入と同時に声をあげてイッてしまう。
おなかの中が絶頂で何度もビクビクうねり、
その動きが迅のものを締めつけてお互いの快楽を高めあってしまう。


快感に溺れる私の表情をみて、
迅が腰を動かし始める。
どこが感じるのか愛撫の間に把握されたらしく、
複雑な動きで激しく優しく気持ち良い所ばかりを攻められる。

「らめぇ…♡ もぉ…ゆるひて…」

イキすぎて頭真っ白で、
呂律も回らなくなってきた。

「ハァ…ハァ…ッ ♡」

迅の色っぽい吐息が耳をくすぐり、
頭の中まで迅でいっぱいにされる。
迅との思い出と可愛い笑顔が、次々と浮かぶ。

私いま、その大切な幼なじみと、獣みたいなセックスをしてる…
たまらない気持ちと共に絶頂の波が何度も来て、
イクのが終わらない。

迅のものが中でさらに膨らみはじめ、
呼吸も腰の動きも激しさがましていく。

( …だめ…! おちんちん
 子宮に届いちゃってるのに…
 このまま射精されたら…! )


迅の動きをとめたくて、必死でしがみつく。
ぎゅうぅ〜と抱き締めた瞬間、
迅の瞳に、ほんのりと意識の輝きが宿る。

「…みなみ…」

かすかに迅自身の声が聞こえる。

「迅!!」

うれしくて声をかけたいのに、
喘ぎ声と嬌声が勝手に邪魔して言葉にならない。

迅はなんとかして抗おうとしてるけど、
激しいピストンは止まらない。

少し意識は戻ってきたけど、
体は支配から逃れきれていないみたいだ。

「ごめん… お前の中、良すぎて我慢できねぇ…
 イきそう…」

迫る絶頂を予感させるような吐息の合間に、
迅が喘ぐように囁いた。

「だめぇ…♡ 中には出さないでぇ…♡」

涙と快感で淫らにとろけたままのおねがいは、逆に情欲を煽ってしまったのか、
ゾクっと肩を震わせて迅が言った。

「 みなみ…っ
 そんなエロい顔されたら
 俺…もう…っ♡」

迅の激しさが最高潮へと向かう。

私の身体の奥底からも、
身震いするほど強烈な快感が沸き上がって来る。

そして絶頂の瞬間、
私たちはお互いを強く抱きしめ合いながら、
お互いへの想いを、はじめて口にした。

  【 だいすき 】

魂までとけあってしまいそうな混沌の中で、
子宮に激しく注がれる熱い精液に満たされるのを感じながら、私は意識を失った。
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