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貴方を諦めます
第3章 彼の嫌いなところ
結局図書室に行かず、私はアパートに帰ってきてしまった。
午後に講義はあったけど涼ちゃんを見たくなかったし、他の人の香水の香りをつけてる涼ちゃんの隣にいると心が痛むから。
美紅にはLINEして、次の日に何があったか話すことになった。
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「それで聞いちゃったわけだ?」
「うん…」
「だから早く諦めなって。傷つくだけの男に執着しても幸せになれないよ?」
学食でお昼を食べながら美紅に昨日の事を話すと、やっぱりいつもと同じことを言われる。