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密会
第12章 🌹March🌹(終章)-3




「そうに決まっているだろう。私は断られる事を想定しながらも昨日、お前にプロポーズする予定だった。かなり緊張していた。だがお前の身体に付けられた鬱血痕を発見した時、嫉妬ではらわたが煮えくり返り、我を失った。薄汚い独占欲を満たしたかった。同時に猜疑心に蝕まれながら、お前からの愛情を欲した。
ある筈は無いと分かっていながら、私への愛を言葉以外で証明してほしかった。私が執拗に物的証拠に拘ったのはその為だ。無様な姿を晒してすまなかった。」




「...........結婚を視野に入れた恋人は.......?」



彼の口から予想外の言葉が発せられ、脳内が混乱真っ只中の中、美月の口から溢れ出た言葉は、日比谷教頭の彼女の事だった。
美月の心臓はバクバクと脈を打っていた。




「恋人?私にそんな女が居ない事ぐらい、お前も分かっているだろう。今更何を言っている。
私の口から改めて言わせたかったのか?」




美月はその衝撃的な一言に驚愕して、完全に目を見開いたまま、固まった。
だが彼は始終パソコンデスクの端に視線を落としたまま、彼女の様子に気づく事は無い。



「まあ...お前は私に人生を狂わされたんだ。全てを白状するべきか。」



まるで法廷で罪を謝罪するような口調で語り出す日比谷教頭の姿に、更に美月の脳内は混乱する事となった。

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