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ターゲットはシニア
第2章 その1
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 高校生だった頃、私は絵を描くのが好きな、どちらかといえば内気な子どもでした。友人は漫画オタクの中山泉水一人きり。放課後は絵画クラブで絵を描いたり、泉水と書店廻りをしたり。そんな毎日だから恋人もできず、好きな男子にも巡り合いませんでした。
 初体験は高校を出て社会人となった、その年の夏の終りでした。私は金属部品の卸問屋で事務の仕事をやっていて、そこで絵画クラブの先輩だった岡田宏治と再会。彼はあるメーカーの営業マンとして会社に出入りしていたんです。
 学生時代の彼はボサボサ頭に黒縁メガネ、太めの体格だったのに、スーツ姿の彼はまるで違っていました。

「コンタクトにしたんだ」と彼。

「髪型もキマってますね。それにかなりスリムになったんじゃないですか」

「家を出て独り暮らしなんです。アパートにお菓子とか置いてないから、自然に痩せたんですよ」

「そっか。私も頑張ります!」

「森川さんこそ、その口元のほくろ、昔からあった?つけぼくろだったりして」
 そう言うと、岡田さんは妙に大人っぽい笑みを浮かべました。

「そんなんじゃないです、前からありますよ」

「ふうん。そうだったかな」

 そんな会話を交わしてから何度かお茶をして、その後、私は岡田さんのアパートに誘われたんです。
 実はその頃の私はセックスに強い憧れを持っていました。裸で抱き合い、男子のあそこが膨らんで固くなると、私は自分の身体の中にそれを導き入れる。二人はひとつになったまま、じっと身体を合わせ続ける。

 しかし現実のセックスは私が思うよりずっと人間臭いものでした。汗まみれになって抱き合うと、男子特有のツンとした臭い、それに尿の臭い?が鼻につきました。
 岡田さんはおちんちんを無理やり私の中にねじ込んで、一度奥深くまで突き入れたあと、せわしなく出し入れを繰り返しました。私は二人の繋がったところを見たくて首を上げてみたけれど、彼のお腹が膨らんだり減っこんだりするのが見えただけ。
 岡田さんはせっせとお尻の前後運動を何度か繰り返したあと、ううっと唸りながら身体をブルッと震わせて、
「い、いくよ!」と声を上げて私の中で射精しました。もちろんコンドームは付けてましたよ。


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