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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第2章 憧れの家族
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「んっ、んっ、んっ、んんっ……」

 夫婦の寝室で、ベッドのスプリングが軋むギシギシという音に合わせ、くぐもった喘ぎ声がリズミカルなハーモニーを奏でていた。

「理恵……」

 茉由の誕生日から二週間ほど経過した、週末の深夜だった。武司は後背位のスタイルで、背後から妻を攻め立てている。

 武司が抽送を繰り返すごとに、二人の性器が交わる秘所はクチュクチュと湿った音が鳴る。

「んんーっ、んっ、んっ、んっ、んあっ」

 理恵は口元を片手で押さえ、喘ぎが漏れるのを必死で堪らえていた。

 二人が夜、自宅の寝室で交わるのはこれが初めてのことだった。

 娘の茉由が武司に懐くようになってしばらく経ったころから、夫婦は自宅でセックスするようになった。

「こんな時間だし、茉由はもう眠ってるって」

 武司は理恵の背中に覆いかぶさると、背骨に沿うようにキスを這わせながら囁く。

「そんなに神経質にならなくてもいいと思うよ」

 今、家の中には茉由がいる。だが、ここは木造の安アパートではない。れっきとした鉄筋コンクリート造のマンションである。夫婦の夜の営みで生じる音や声が、別室の彼女に聞こえることは、そうはないだろう。

「でも……あんっ」

 しかし、嬌声が部屋の外へ漏れてしまわないかと思うと、理恵は思わず口元を塞いでしまい、思いのまま喘ぐことが出来ずにいた。

「はあっ、はあっ、あの娘、けっこう鋭いから、わたしたちのこと、気づいてるんじゃないかしら。……んあっ」

 中学生にもなれば、それなりの性知識もあるだろう。両親が『そういう行為』をすることを知っていても不思議ではない。

「それならそれで、自然な形で知るのなら構わないと思うけど」

 武司は高まってくると、背後から回した右手で理恵の乳房を揉みしだき、左手で陰核(クリトリス)を摘み、刺激を加えた。

「ああっ! ダメ、声が出ちゃう……いやらしい声が娘に、茉由に聞こえちゃうっ」

 妻の声に武司の腰の動きが自然と早まる。彼女の締め付けが、分身に快感を送り続ける。やがて彼は、一気に絶頂に達した。

「大丈夫だよ、これくらいの声なら……うっ、いくっ!」

 昇りつめた武司は、理恵のとろけそうな膣奥に、熱い精液を放出した。ドクドクと注ぎ込まれるそれを胎内に感じ取りながら、彼女も絶頂に達した。
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