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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第15章 快楽という名の檻
花怜が小さな覗き窓から見た男はやはり隣室の主人だった。

【お隣の…黒木さん…だめ……来ないで…】

黒木は朝から夫婦喧嘩でもしているのかと勘ぐった。

【夫婦喧嘩にしては激しいな…】

そう苦笑いを浮かべる。
覗き穴があると人間覗き込みたくなるものだ。
マンションのドアスコープを外から覗いても見えないのは解っている。
それでも、隣の美人妻のことがどうにも気になってしまい、もう一歩近づいてしまう。

【お義父さん…しないでっ……声、出ちゃう……】

花怜は手の甲を翻し、口を掌で覆いながら義父の捏ねるような突き上げを受け止め続ける。

「……っん……んんん……んくっ……っん……」

花怜は覗き窓から目を逸らせない。
近づいた隣人の男はまるでこちらを見つめるように顔を近づけてきた。

【見てる……見られてる……】

小さな穴越しに義理の父親に後ろから嵌め込まれながら…隣人夫と視線を絡め合っていく。
花怜はそう錯覚すると…膣壁はびくびくと震え出して止めどなく愛液を溢れさせ、肉棒を一際きつく締めつけた。

卓司は露になったままの乳房を揉み込みながら、花怜の耳許で囁いていく。

「いるんだろ…誰か…。それで興奮してこんなに締めつてるんだな…」

花怜は逝っていた。
大きな絶頂ではない…それでも痺れるような感覚にガクガクと腰を震わせていった。

【黒木さんに…見られながら逝ってしまった…】

花怜はなんとか声を抑え続けていた。
様子を伺うような仕草を見せていた黒木が腕時計を確認すると…もう一度ドア越しの花怜を見つめて諦めたように歩き去っていった。
口から手を離すと、耳許に顔を寄せる義父を睨んだ。

口を開く前に義父に唇を奪われてしまう。
もう抗う気力もない。
舌を絡めとられるとせつなく絡み返していった。
揉みしだかれる乳房も、押し込まれ擦り続けられる膣道も快楽に呑み込まれていく。

「花怜っ…もうすっかり馴染んでるみたいだなぁ…」

卓司は張りつけていた身体を起こすと、華奢な花怜の腰を掴み打ちつけるような挿入を再開させていった。
玄関の内側だけでなく外にも叩きつける音がはっきりと漏れ聞こえていく。

もう花怜も声を抑えることなどできなくなっていた。

「はぁっ……っん…激しっ…ぃんっ……だめっ…ぁっ、ぁっ、ぁっ、……っん…お義父さんっ……深ぃっ……んぁっ……」
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