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第15章 快楽という名の檻

「下ろして…お義父さん…下ろして下さい……」

「だめだ…廊下を汚してしまうだろ…」

旅館でもこんな風に義父の肩に担がれた。
そんなことを思い出してしまう。

花怜からはまだ精液が溢れていた。
卓司はリビングに入るとロングソファの真ん中に花怜を下ろした。
途中まで下ろしたデニムとショーツを強引に脱がしていった。
閉じた膝に手を置くとすぐに割り開き、踵をソファに持ち上げていく。

「やっ、お義父さんっ…もう出したでしょ…もうやめて下さい……」

花怜は両手で股間を隠した。
お構いなしにその手に亀頭を擦りつけていく。

「やめて…いつまでこんなこと続けるつもりなんですか…」

「まだまだって言っただろう…今日はずっとセックス漬けだ…」

手の甲を撫でる肉棒はずっと硬いまま。
邪魔だと言いたげに左右に蠢き押しつけてくる。

「…ほんとに妊娠したらどうするつもりなんですか…。お義父さん…ばれないようにするって言ったじゃないですか…」

「できてもばれやしないさ…花怜は孝一との子供が欲しいんだろ…」

【あぁ…こういう人だった…】

快楽のためなら息子の嫁を手篭めにしても平気な人だった。

「女をなんだと思っているんですか…」

「花怜は私の大事な女だよ…特別に思っているんだけどね…」

手を退け掻い潜った亀頭が淫裂をなぞり出している。
睨み付けた表情は頼りなさげに瞳を潤ませていく。

「……っん…ぁぁ……また……だったら、避妊くらい……ぃやぁっ……」

「今更ゴムなんてもったいなくてできないよ…それに私のサイズに合うものはなかなか無くてね…」

「……っ…勝手な……ことばっかり…ぃっ……だめぇ……」

淫裂をなぞっていた亀頭を花怜の肉芽に押しつける。
下半身に力を込めながら、鈴口をパクパクとひくつかせて肉芽を啄んでいった。

「ほら、見てごらん…ゴムなんて着けたらこんなこともできないんだぞ…」

花怜はソファに凭れた首を起こして覗き見てしまう。
小さく尖った肉芽を義父の先端に食べられているみたいだった。

「…やだぁ……厭らしいことしないでぇ……」

そう言いながらも目を逸らすことができなくなっていく。
むずむずとした刺激に腰を震わせてしまう。
残留した精液と新たな愛液が革製のソファを汚していく。

「セックス漬けだと言っただろ…ずっと厭らしいことをするんだよ…」