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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第30章 密会 ~本章~
たっぷりと絡め合う舌をゆっくりと離していく。
湿った吐息を漏らし、名残惜しそうに伸ばした舌先に糸を引きながら…。

「奥さん…横になるんだ…」

黒木は手を掴んでくれる。
安心してその目を見つめながら肘掛けへと頭を倒していった。

黒い革張りのソファは座面の奥行きも広く、肘掛けも外に向かって張り出すように背が低い。
頭を預けても程好い枕のようだった。

黒木は掴んでいた手を離すと両手で腰から太腿へと手を這わした。
まだ床についている両脚…右脚だけを持ち上げていく。

「…っん……恥ずかしいです……」

そう呟いても花怜は特に力を込めることなく従っていく。
右脚はソファの背凭れにかけるように下ろした。
左脚は床につかせたまま大きく脚を開き、仰向けの花怜は俺から視線を逸らした。

「奥さん……まだキスして…おっぱいを弄っただけだろ…ちょっと濡らし過ぎじゃないか…」

花怜はお腹の上で握った手に力を込めるように見つめられる羞恥に耐えていた。

「…お願いします……あんまり見ないでください……」

それでも隠すことはしない。

「…綺麗なおまんこだな…ここにぶっといチンポを咥え込んでるなんて信じられないくらいだ……」

「やだっ…恥ずかしいこと言わないでっ……」

おまんこ…前も黒木は平気で口にしていた。
花怜だってそれが女性器を意味することくらいは知っている。
でもまさか、自分のそこを見つめられて言われ、耳にするとは思ってもみなかった。

【恥ずかしいのに……ドキドキする……】

その淫語を使われるだけで辱しめられる気持ちになる。
淫乱な変態女だと言われている気がした。

黒木は開いた左の膝から内腿を撫で回し、背凭れにかけた右膝からゆっくりと舌を這わせ、啄むようなキスを繰り返し脚の付け根へと向かってくる。

【この人は舐めてくれるんだ……】

脚の付け根の窪みをまた時間をかけてチロチロと舐めていた黒木が不意に顔を上げた。

【なんで?……もうすぐそこなのに……】

「なぁ…奥さん…昨日はどうして来なかったんだ?…俺のメッセージも既読スルーだったよな…」

いきなりの質問に花怜は驚いた。

「そんなの…だって昨日は夫と一緒だったから……」

「旦那と一緒だったから?…旦那とセックスしてたからの間違いだろ?…」

股間に顔を埋めていた黒木は詰め寄るように覆い被さってきた。
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