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第30章 密会　～本章～

蜂蜜と唾液にまみれた唇と舌を絡め合っていく。
唾液以上にねちゃつくように貪り合う。
黒木の長い舌を花怜は吸っていった。
唇をすぼめ、扱くように首を振っていくと…
黒木は頭を引いて花怜の唇から舌を引き抜いた。

「慌てるなよ奥さん…蜂蜜がなくなるだろ…」

花怜のワイングラスを掴むと口に含んでいく。
グラスには蜂蜜で唇の跡がべっとりとついていた。

「…っんぅ……んくっ……ちゅっ、ち"ゅるっ……んっ…んんっ……」

ワインを含んだ口を花怜に押しつけ、舌をストローみたいに丸めて押し込んでいく。
芳香な赤ワインが注ぎ込まれていくと、花怜は喉を鳴らしお構い無しに舌を絡めていった。

【何をされてるの……私…何をしてるの……ぁあ……酔っちゃう……こんな飲み方したことない……】

コクのある芳香な赤ワインが甘みを伴い口の中に拡がっていく。

【蕩けちゃう…舌も頭も……やだ…すごく美味しいっ……】

互いの乳首を弄り合いながら、蜂蜜とワインの味がしなくなるまで舌を絡め、啜り合っていった。

「はぁっ…はぁっ…今度は違うマリアージュを楽しませてやるよ…。奥さん…跪くんだ…」

「…っん……はぁっ……違う？……ぁぁ…何を……」

花怜はずり落ちるように椅子から床へと膝をついた。
同時に黒木は腰を上げる。
目の前には涎を垂らし反り返る肉棒が聳り立っている。

「奥さん…チンポを掴んで水平にしててくれ…」

花怜はうっとりと肉棒の根元を掴むと言われるようにまっすぐにしていく。
自分に向ける亀頭はてかてかに濡れ光って鈴口からはとろりと体液を溢した。

【舐めたい……舐めていいのかな……】

薄く唇を震わせ小さな舌先を覗かせていくと…上から黄金色の糸が垂れてきた。
細い糸がとぐろを巻くように重なっていく。

「ほら、先ずは口の中を甘くするんだ…」

「…ぁっ…垂れちゃうっ……ぁむっ……んくっ……ぁぁ……じゅるっ……」

【甘い…でも……キスの時と違う……】

独特の栗の蜂蜜と黒木の先端から溢れる生臭い体液が口の中で混じり合っていく。
大きな亀頭を頬張り、ゆっくりと頭を揺らしていった。
頭を押し出す度に唇にまた蜂蜜のグロスが光っていく。

花怜は口にしたままうっとりと目を細めて黒木を見上げた。

「お楽しみのところ悪いが口を離すんだ…」

ゆっくりと唾液と蜂蜜にまみれた肉棒口から出していく。