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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第32章 章間⑪
「そうね…また来ますって言ってたから…。孝一とはゆっくり話せたの?…なんか言ってなかった?…」

見せたことのない態度を取ってしまっていたのか、義母は涼華から息子のことに話を変えていった。

おかげでここに泊まったという話しを聞くことができなかった。
二階のベッドで眠ったことも、義父とのことも知らないままとなってしまう。

もとよりあまり涼華のことは考えたくなかった。
だから花怜は義母の話しに思い出すように答えていく。

「孝一さん…単身赴任少し短くなるって言ってましたよ……」

義父はこっちの話しの方に食いついてきた。

「短くって…どれくらいなんだ?…」

「1ヶ月くらいかなって…孝一さん…言ってましたけど……まだ決まったことじゃないみたいでしたよ……」

「そうか…まぁ…そうなるといいよね…」

義父はどこかほっとしてるように花怜には思えた。

【お義父さん…私と同じこと考えたの……】

「そうよ…夫婦一緒がいいに決まってるんだから…短くなるといいわね……」

義母だけがきっと素直に喜んでいる。

義父がテーブルの下で手を握ってきた。

「えぇ…そうですよね……」

花怜は義母に相槌を打ちながら…そっと義父の手を握り返していた。

卓司は少し違うことを考えていた。

【せっかく涼華も手に入れたんだ…花怜にはもう少しここにいてもらわなきゃ困るじゃないか…】

ある企みを想いながらビールを喉に流し込んでいった。

同窓会のことはほとんど話題にならなかった。
行ってもいない同窓会の思い出話をすることもなく、夕食後にお風呂に入ると胸を撫で下ろしていた。

その夜、やはり義父は来た。
花怜はもちろん抵抗などする気もない。
寧ろ待っていた。
一度抱かれなければどこか安心できないでいたから…。
ただ乳房の影に隠れた痕だけが気になっていた。

消していた灯りを点される。

「まだ脱いでなかったのか?…花怜だって待ちきれなかったんだろ?…」

「もう…そんな言い方やめてください……」

ベッドに近づきながら浴衣を脱いでいく義父。
待ちきれなかったんだと反り返り、大きなお腹にくっつきそうになっている。

花怜は躊躇うことなくそれを見つめながらパジャマを脱いでいく。

【やっぱりお義父さんの方が長い……】

ブラはしていない…舐めるような視線を受け止めながらショーツも脱いでいった。
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