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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第35章 花怜と涼華 ~終章~
涼華はぼんやりと目蓋を開けた。
曇りなのか、部屋はそんなに明るくない。
低血圧で寝起きが悪いのに妙に頭が冴えているのに自分でも驚いた。
隣には義父が寝息を立てている。

【お義父さんより早く起きちゃったんだ……】

義父の腕枕からそっと頭を上げた。
身体中が筋肉痛に軋んでるようだった。

「…ぁっ、痛っ……」

反対側に花怜が義父にしがみつくように眠っている。
涼華は慎重に花怜の頭の方に回り込んだ。
姉に耳打ちしていく。

「お姉ちゃん…お姉ちゃん……起きて……」

耳への擽ったさに花怜は目を開けた。
涼華へ視線を移すと、妹は…しっ…と人差し指を唇に添えている。
義父の寝息に理解して、静かに身を起こしていった。

「…まだ寝てるから…一緒にお風呂入ろうよ……」

花怜はその言葉に無言で頷く。
義父の寝顔を眺めながら慎重に立ち上がると、涼華と二人で脱衣室へと向かっていった。

脱ぐものなどない二人は脱衣室を素通りして内湯へと入っていく。

「お姉ちゃん…これ…やり部屋に落ちてたよ……」

「もう…涼華までやり部屋って……ありがと……」

髪留めを受け取ると後ろで髪を捻るようにして留めた。

「いいじゃない……ねぇ…それより身体…洗いっこしようよ……ソーププレイってしたことある?……」

涼華が明け透けに楽しそうに聞いてくる。
花怜は恥ずかしそうにもじもじとしてしまう。

「……あるよ……お義父さんに教えてもらったから……」

「流石…お義父さん……じゃ、洗いっこしよっか……」

「…う、うん……」

二人はシャワーブースに進んでいった。
涼華がシャワーのコックを捻って花怜の身体を丁寧に濡らしていく。
自らの身体にもシャワーをあてていった。

花怜がしゃがんでボディソープを掌にたっぷりとのせていく。
涼華がシャワーヘッドを壁に戻すと、泡立てたソープをその首筋から塗り伸ばしていく。

「足らないかな……」

そう呟くと、再びボディソープのボトルを手にした。
花怜は自らの胸元にソープの液を何度もポンプして垂らしていく。

「…お姉ちゃん…おっぱいにぶっかけられたみたいだよ……」

「…お義父さんのはもっとねばねばしてるけどね……」

姉妹は…クスッ…と笑い合う。

涼華が垂れるソープ液を身体に塗りたくるように泡立ていく。
見つめ合うと泡だらけになった身体で抱き合っていった。
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