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You were born to be mine
第5章 新章
バスの中でもオレは寝てた。
てか、寝たふりしてた。
もうほぼネタばれしてるし、質問攻めに合うのは面倒やったから。

小一時間でバスは目的地に着いた。
咲希はバスを飛び出る様に降りる。


「やったぁ~!!! ディズニーランドやぁ~!!!」

「喜ぶのはまだ早いて。今日日曜やで!? いきなり来て入れるとでも??」

「え~(--;) ここまで来てそれは残酷やわぁ~」

「取り敢えずチケットブース行こ。」


ところがどっこい、チケット買えたがな。


「いえ~ぃ!!! 咲希の行いがエエからや、絶対!!!」

「ハイハイ、そうやね。」

「どっから廻る~?」

「決まってるやろ!? ディズニーランド来たら最初は?」

「ミッキー!!!!!!」

「正解! 行くで。」


オレは咲希の手を取って歩き出そうとした。
あれ?咲希、動かへん。
それどころか下向いて泣いてる!?


「え? 咲希、どないしてん?」

「陵ちん、なんでなん? いきなりディズニー連れて来たと思うたら今度は陵ちんから手ぇつないでくるし…不安やんか…」


あぁ~そうかぁ…普段せんことしたから余計な妄想して自爆しよったか…
しゃあない、ホンマはもうちょい色々仕込みたかったけど…

咲希の前にオレはしゃがみ込んで顔をみあげた。


「咲希、こっち見ぃ。
びっくりさせてゴメンな。
咲希、前に大人になってディズニー行ってへんから大学のツレと今年は絶対行くて言うてたやろ!?
それよりオレの方が先に来たんねんて思うててん。
あとな、ちゃんと言うてないから言うとかなアカンコトある。」


握った咲希の手から緊張感が伝わってくる。


「咲希、好きやで。 オレの彼女になってくれ。」

(TT)
「アホ…サキはなぁ陵ちんのコトしか見てないっちゅうねん!!!」

「知ってる。」

「いっつも陵ちんはどう思うてんのか不安やってんで!!!」

「知ってる。」

「サキから手ぇ出さなHもしてくれへんし!!!」

「それはやな…その…」

「なによっ!!!」

「あ~…H目的で付き合ってるとか思われたなくてやな…」

「アホぉ…」


咲希はオレに抱きついてきた。



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