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You were born to be mine
第8章 Epilogue
「咲希、意味が判らんわ。 何でそんなに急ぐ必要があんねん?」

「……」

「何か思うてるコトあんねやろ? やったら言いや。」

「……あんな……お父さんに花嫁姿見せたい……」

「うん、そら判る。 けど、今すぐにって理由にはならんやん?」

「……やって……お父さん、もう歳やもん…」

「アホ言え。 お父さんくらいの歳はまだまだや。」

「お父さん、仕事辞めてん。 これからはお母さんと2人でノンビリするって。」

「うん。」

「あとは孫が見れたら最高やって……やから……」

「はよ結婚して子ども欲しいってか?」

「だって、陵ちんの言う様にしたとしてあと4、5年は結婚できへんよ。 そこからさらに子どもが出来るまで何年掛かるか判らんのやで。 陵ちんも歳とるんやで。」

「やからって…」

「先のコトなんか判らんよ、けど、今は確実に陵ちんもお父さん、お母さんも元気やん。 サキが学生なコトだけやろ?」

「あのな、オレは咲希と結婚したいと思ってるで。 けどな、それは咲希が成長してからの話や。 考えてみぃ、どう考えてもオレが先に死ぬんやで。 その時、咲希と子どもはどうする? 社会に出た経験もない咲希がちゃんと育てられる? 仕事とかどうする?」

「そんなん先の心配ばっかりしてたら何もできへんやん!そしたらいつになったらOKなん?誰がそれを決めるん?」

「将来咲希を泣かすようなコトはしたないねん。」

「何をなん? サキが泣くかどうかなんて判らんやん! 何でそれがわからんのん? 陵ちんのアホっ!」


咲希は怒って部屋に戻った。
オレはベランダでそのまま頭を冷した。

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