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羊にご用心!?
第2章 ~お嬢様、躾のお時間です~
「もう、わかったわよ」
昨日も見られたし────
不貞腐れるリリムに対し、アルはニコッと嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとうございますお嬢様」
そこでお礼を言われると、本当に何とも思ってないんだなと、リリムは少しチクリと胸が痛んだ。
な、なんで胸が痛いの────
女性として見られても困るのに。
「お嬢様の肌はとても綺麗です」
「な、何よ急に」
「あ、すみません。つい本音が」
────本音なんだ…………べ、別に嬉しくなんかないから。
リリムは少し頬を赤らげ、裸にされる恥ずかしさもあり、視線をアルから離す。
────メアリーって思えばいいのよ。
リリムは念じるように心に言い聞かせる。