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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~
「…………辞めさせないって、言ったらどうする?」
「えっ!?」
アルは驚き目を見開いた。
その表情を見ると、なんだか清々しい気持ちになった。
「こんな事されてお嫁にもいけない、アル責任取りなさいっ!」
「あ……はい」
────ん? 何で肯定してるの?
「意味わかってる?」
「もちろんです、お嬢様。ワタシは最初からそのつもりでしたから。堪えがきかなくなったのは想定外ではありましたが」
ニコッとアルは嬉しそうに笑みをこぼす。
そして、そのままリリムを抱え立ち上がった。