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第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~

「やんっ、ち、ちょっと、アルっ！」

　はだけた湯用着は意味を失っている。

　抱きかかえられたリリムはその裸同然の格好で何もかもが見えている。

「今更、恥ずかしがらなくても」

「ど、どうせ、お子様体型よ」

「おかしな事を…………お嬢様の身体はとても綺麗ですよ。ワタシを惑わせる魅力的な身体です」


　アルは優しく綿毛のようなキスをする。

　それは紳士のようで、子供扱いされてるようにもあった。

　────もう、アルの考えてることがわからない。