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羊にご用心!?
第3章 ~お嬢様、湯浴みの時間です~
「お嬢様から求められたみたいで嬉しいです」
唇を離し、アルはニコッと微笑んだ。
「……何処にも行かないでアル、そしたら私あなたの気持ちに応えたい」
「…………お嬢様」
「この気持ちが何なのかよくわからない。けど、好きなのアルのこと」
アルはその言葉に応えるようにリリムをキュッと抱きしめた。その腕がほんの少し震えていた。
「宜しいのですかお嬢様、そんな事言われたらいよいよ堪えれなくなります」
「ええ、そのかわり、執事としてその役目を頑張りなさいよ。クビになったら、許さないんだから」
「…………お嬢様、生涯あなたに仕えると誓っても宜しいのですか?」
「いいわよ、どうせお嫁にいけない身体になるんですもの」
「…………そんな事は……っ、あ、あのお嬢様?」