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羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~
「んぅ……」
心地よい眠りの中、瞼と格闘をしながら微睡み、肌に触れる暖かな感触に心地よさを感じる。
気持ちよく、スリスリとしたくなる。
いい香りを鼻孔にいっぱい吸い込み、なんだろう、そう思いうっすらと眼を開ける。
「…………っ!」
一気に目が覚めた。
何故、何故と、何度も確認するが状況がわからない。
枕をともにし隣にアルが寝ていた。
リリムは、親の仇でも見るかのように凝視した。
ふわふわの朝日に輝く白銀の髪、長いまつ毛に形良い唇、少年のような愛らしさ、そのアルが隣で心地よさそうに寝息をたてている。