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第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~

　リリムは、ハッと自分の衣服を確認する。

　しっかりとナイトドレスを着て、下着も身に着けていた。


　そして、再びアルに目を移すと。

「あ……お嬢様、おはようございます」

　少し、眠気まなこで間延びした声、ゆっくりと瞬きをしながらリリムを見ている。


「な、何でアルがここで寝てるの！？　まさか…………一緒にねてたの！？」

「はい、すみません」

　大人の関係になったから！？

　でも、でも、と、リリムはひとり混乱する。


　寝屋を男性とともにするなど、未婚前の女性のすることではない。

　それを言うなれば、昨日の行為もそうなのだが。