この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
羊にご用心!?
第4章 ~お嬢様、朝食の時間です~
リリムは得体の知れない焦燥にかられ、シーツをきゅっと握りめる。
身体が熱くおかしくなる。
────これが……きもちいい……?
「んぅ……ん……」
甘い感覚が湧き上がるばかりで気持ちが追いつかない。どうしたら良い…………
「お嬢様…………」
「あ……」
アルはシーツを握りしめたリリムの手を重ねる。
「あまい声、好きです……もっと訊かせてください」
アル……? アルの表情は優艶で惹きつけられる。
重ねた手がじわっと暖かい。
見つめられるアルにドキドキしてくる。