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ラブカルチャースクール
第10章 Lesson 疑惑
レッスンは基本的、火曜日と金曜日の週二回にしていた。

私はベッドの中でモゾモゾしながら、残りの約1ヶ月をどうこなしていくか、考えを巡らしていた。

週一にしていこうかな…本番が付くから、何回も出来ないって理由で…でも、ハヤトがそれで納得するか。

ハヤトが気にしてるところは、セイジにより多く関わってる生徒だよね…。

そんなの私だけじゃないのに…私と同じ事を他の人にも言ってるのかな…それなら、ヤナセさんが気にしてたのも分かる気がしてきた。

「う~ん…。」

思わず唸ると

「琴海…起きてるのか?」

しまった!起こしちゃったかな!

「うん…ちょっと寝付けなくて。」

「そうか…こっちに来るか?」

はい?

今、とても珍しい事を聞いた気がする。

「でも…。」

「嫌か?」

わわっ!そんな突っ込みされるなんて思いもしなかったわ。

断れない感じがする。

「いえ…行きます。」

近づくと旦那は布団を上げて入り易くしてくれた。

お互いパジャマを着ているけど、人の体温に触れるのはやっぱり温かい。

邪魔にならない様に、端っこに寄ると

「落ちるぞ。真ん中に寄りなさい。」

そんな気遣いみたいな言葉を発した。

誰っ!?って思ってしまうくらい驚いた。

「有り難う…。」 

モゾモゾ寄って行くと、旦那の腕が肩に回されてきた。

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