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第5章 ～二人きりの～

圭太は不機嫌なまま百合の横を歩いていた。




【気まずいなぁ】




しばらくして




「なぁ」




「うん？」





「なんで今日に限ってそんな短いの着てんの？」





「え！」





【やっぱり似合ってなかったのかな？】




改めて言われて恥ずかしくなる百合





「もしかして…遼に見せたかった？」




！




【ば…ばれてた】




「ば…はがじゃないの！そんなんじゃないし…」




「なら…オレに見せたかった？」



圭太は百合に近づいた。




真っ赤になった百合があまりにも可愛らしく見えてつい意地悪をしてみたくなったのだ。