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第8章 ～お付き合い～

「え？」




百合は突然遼介の話題になり肩をびくつかせた。




「あいつ…好きな奴がいるみたいなんだ。オレじゃだめか？オレはお前が好きだ！」



告白もしていないのにフラれた百合。



「こんな…圭…ちゃんと…こんな関係になって…遼くんの事を…無理だよ。圭ちゃん…ともつき合えないよ」




「何で？あいつはお前の気持ちに気づいてない。これからはオレを…オレだけをみてくれ…頼む」




圭太は百合にすがるように抱きついた。




【普段は口が悪くてオレ様な圭ちゃんなのに…あたしをそこまで…想ってくれてたんだ】



「わか…った。…ありがと。圭ちゃん」




「百合…」




圭太は優しく百合にキスした。



百合はそれを受け止めながら涙を流した。




【さよなら…遼くん】