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エロ本を拾った女子高生
第2章 策謀
そのいつ成功するかわからない罠にかかったのが、桂木小陽だった。
もちろん、その時点では聡は小陽の名など知りえるはずもなかった。
ただモニターに映った映像で自分好みであることだけははっきりと確認出来た。

ただ、小陽の存在自体は少し前から知っていた。
夕方になると時々通り過ぎる小陽を映像としてしっかりと捉えられていたからである。

「3年か、意外に早かったな…。」

3年という年月が早いはずもないが、特に焦っていたわけでもない聡にとっては、この程度で進展があったことは十分満足できるものだった。

しかし問題はここからだった。

(あとはあの子がどう動くか、だな…。)

あの中身を見てもう公園を通らないことも有り得るが、もしまた通るようだったら脈があると考えて良いだろう。
そのときは次の罠を仕掛ければいい。

(こんなに興奮するのは久しぶりだ。)

これからのことを想像しただけで聡の股間は激しく脈打つのだった。
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