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第5章 分析彼氏

エッチが終わると、鴨宮君の顔を恥ずかしくて見られない。手で顔を隠した。

「…優菜。気持ち良かったな」

鴨宮君は顔を隠す手を外そうとしてくる。

「はうぅ///…やだぁ…恥ずかしいのぉ…はゎｯ」

ベッドの中で抱き締められる。
ドキドキしてるの分かっちゃうかも…
鴨宮君の腕がすごく優しい。

「…手…邪魔」

手を退かされて、目が合うと優しいキスをしてくれた。

唇が離れると、いつも無表情の鴨宮君が少し微笑んだ。

う…やっぱりカッコいい…。

エッチをしたことによって人間らしい鴨宮君の一面が見えたような気がする。

私は完全に鴨宮君に恋に落ちていた。

鴨宮君は私の事好きなのかな？
こんな事まで考えてしまう…

「…鴨宮君…昨日どうしてキスしたの？」

「………したくなったから」

もしかして…同じこと色んな女の子にしてたりして…。
今まで気にならなかった事が気になって仕方なくなる。

「……優菜もキスするの嫌じゃなかったし」

「へ？私？」

「寸止めした時もう受け入れてた。俺の腕掴んでたし…あの時優菜が受け入れてなかったらしなかった」

「ウソ！やあぁ…私無意識だった…はうぅ」

うぅ…なんか、鴨宮君に全部読まれてる…。
私を分析するのなんか簡単なのかも。