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第5章 分析彼氏

「……ってかさぁ、谷本さんってリア充のグループの子でしょ？夏樹本当に仲良かったの？」

なんとなく受け入れてもらえてないような気がする…目も合わせてくれないし…。

「今の優菜見るとそう見えるんだ？ウケる…ほら、これ去年の優菜だよ。痩せたからリア充頑張ってるんだもんね？」

「そ、そんな…私そんなんじゃ…」

夏樹ちゃんはスマホの画像をその子達に見せる。
去年夏樹ちゃんと撮ったプリクラの画像が表示されていた。

「ぷっ…これ本当に同一人物？」

「パンｯパンｯじゃん！今の彼氏この事知ってんの？私が男だったら引くんだけど」

「…」

「優菜大人しそうだから絶対遊ばれてんだよ。さっき一緒にいた子も顔は可愛いけど馬鹿そうだし、そんな所いたら馬鹿が伝染して成績も落ちるよ？良いことないじゃん」

「琴美ちゃん馬鹿じゃないもん…ちゃんと勉強頑張ってるんだよ？あんまり知らない子の事そういう風に言うの良くないよ…」

「優菜！目覚ましなよ！あんなグループの中に入って浮かれてるから今日優菜の事呼んだんだよ？それに。鴨宮って人優菜以外の子にも手出してるよ…あの人手早いよね」

夏樹ちゃんの言葉がショックだった。

鴨宮君が私以外の子と…？
実際鴨宮君が手が早いのは本当の事だったので夏樹ちゃんの言葉が胸に突き刺さった。