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梨果の父サイドストーリー
第8章 老爺たちの視姦
「そういえば小山田さんはそんな娘さんを……」

「あっ……」

「梨果ちゃん!!」

誰だかの言葉を遮るように真田さんが梨果を呼ぶ。

「な、なに?真田さん。」

「中防が厨房で揚げ物してたの?」

「あはは、なにそれ。うん、そうだけど。」

「ダメじゃないか。大事な肌に油でも跳ねたら大変だぞ。」

「ああそっか!例の雑誌の撮影してるのって真田さんだっけ。この変態カメラマンめ!」

倉持さんがそう言いながら真田さんを肘でつつく。

「あははは恐縮です。」

「あれ買ったか?」

「もちろんだ!」

「俺も、たまらないよなー」

「見た見た、どんなアイドルにも負けないよ。」

「確かに!」

「こんな美少女があんなエッチな格好するなんてな。」

「何が興奮するって幼少の頃から知ってる子が水着姿やら制服パンチラやら見せてくれてる所だよなー。」

危うく“あの事件”の話題に至るところだった。とっさの真田さんの判断でグラビア雑誌の話題に逸らしてくれた。

「梨果ちゃんの制服姿可愛いよね。しかもそんな姿でパンチラなんてさ!」

「俺はいつもの桐邦中学の制服姿が好きだけどなー」

「たしかに。桐邦の制服で梨果ちゃんのパンチラなんて見たら俺昇天するかも。」

「梨果ちゃんのビキニ姿とスクール水着姿どっちが好き?」

「ビキニの方が乳の膨らみがわかるよな。」

「たしかに。スクール水着だとほぼペッタンコだよね。」

「でも股間の食い込みはスクール水着だろ。」

「お尻の肉のはみ出しもたまらんよなー。」

「いや、それを言うならブルマだな。」


「あのー…買ってくれたのはありがたいのだけど、本人の目の前で生々しいレビューしなくていいですから!」

「あはははははは!!」

梨果本人の突っ込みに皆爆笑した。
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