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梨果の父サイドストーリー
第9章 2人の娘で射精勝負
「ごめんください。」

真田さんにお願いしていた梨果のグラビアが載る成年誌“マカロン”のバックナンバーを入手してくれたとのことで、私は真田さんが経営する写真館を訪ねた。

「先生、わざわざいらしていただいてすみません。」

「いえいえ、入手いただきありがとうございます。」

「まあどうぞどうぞ中に。」

「では失礼します。」

真田さんに店内のテーブル席へ通された。

「今お茶を淹れますので。」

「いえいえお構いなく。」

一秒でも早く持ち帰って梨果のグラビアで射精したかったが、このまま帰るのもあれなのでお茶を戴くことにした。

「まあまあお掛けください。」


店内を見回すと見知らぬ家族写真やら七五三の写真などが飾られていた。棚にはアルバムやフィルムなど商品が陳列されており昔ながらの写真館の趣だ。

「はい先生、こちらが約束の“マカロン”です。」

奥から真田さんが戻るとお茶と一緒に我が娘が表紙を飾る雑誌が三冊テーブルに置かれた。

「ありがとうございます。お代は……」

「いえいえ大丈夫です、私も貰い物なので……あはは。」

「そ、そうですか。では遠慮なく……」

表紙の梨果と目が合うのが落ち着かないので鞄に仕舞おうとする。

「先生…ちょっとそれ一緒に見ませんか?」

「え?」

しつこいようだが早く持ち帰って美しい娘のグラビアを眺めながら射精したかったが、わざわざ手に入れてくれた真田さんの提案を断ることはできなかった。
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