パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 満ち潮

相沢の胸が、腕が、熱さと激しさで律子を抱きしめる。
荒い息遣いで首筋に唇を押し付け律子の名を呼ぶ。

その激しさに追い付けず、律子は弓のように背中を反らせた。

押し付けられた猛りを腹部に感じ、逃げると尚更押し付けてくる。


「律子…律子…」


呼吸が乱れる。

律子は激しい愛撫に喘ぎ固く目を閉じると、あの日船団を従えて港に戻ってきた時の相沢の視線がはっきりと脳裏に浮かび上がってきた。

律子の躰は熱く蕩けだし、言い様のない誇らしさが心を満たす。



愛されてる

挑まれてる

心も

躰も…



律子は胸元に下りてきた相沢の髪を撫で、乳房を貪る相沢の頭を手のひら撫で回した。


「和男さん、好き…」


乳房を口に含んでは吸い付き、妖しく光る固い実を舐め回す相沢の舌先を、律子は息を呑んで見ていた。

相沢は律子を鋭く見つめ、下から押し上げるように強く握った乳房の先端に舌を伸ばし、舐め上げて舌先で弾き、ねっとりと舐め回し、音を立てて何度も吸った。


「ぁ…あっ…あぁﾝ…」


躰の奥が疼く

抱かれる度に

この人のものになってゆく

違う

もっとずっと前から…