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お嬢様、お仕置のお時間です
第2章 初めまして私が執事の…
「ただいま…」


「お帰りなさいませミナお嬢様。旦那様がお呼びでございます。身なりを整えるお手伝いを致しますのでお部屋まで」


家に帰るとメイドのリリアが言った言葉にため息をつく



「ハァー。お父様帰ってきてるのか…。」




コンコン


「ミナです。ただいま学園から戻りました」


「入りなさい」


ミナはドアを開け笑顔で父と対面する。


「失礼致します。お父様おかえりなさい」


「私の海外出張が長いため、ミナのことをあまり気に止めていなかった。ミナなら大丈夫だとこれまで思っていたが」


「…??」


「ハァー!!学園から連絡をもらった。このまま追試が増え、合格もしないまま時間だけが過ぎていく。ミナが教養を身につけ終わることは一生ないかもと。結婚も出来なくなってしまうと。気づかなくてすまなかったな」


「ん?いや…。えっと…。お父様??」


《えっ?バレたの?成人するまでバレなかったら卒業できなくてもいいと、結婚できなくてもこの屋敷がある限り、何もしなくても生きていけると思っていたのに?》


「ミナには専属の執事をつけることにしたよ。授業に追いつけるよう2人で頑張りなさい。申し訳ないが仕事でまた飛ばなきゃ行けない…。しっかりやるように」


「ちょっと待ってくださいお父様。私は1人でも大丈夫です!お父様が心配する必要はありません」


ミナが再び笑顔を見せると


コンコン


「入りなさい…」


「失礼致します」
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