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地獄視
第4章 憑依
慶子から話しはいろいろ聞かされてますよ。
どうせ、悪口ばかりでしょ。笑
いえ、薫子さんは勤勉で努力家の部下思いの良い上司だと。
病院にもここ何年も通った事がないくらい、身体は丈夫だと。
私だって具合くらい悪くなりますよ。
スタッフに言わないだけです。
あまり口にしたくないものですから。
そういう事って個人的な事じゃないですか?
私生活まで大っぴらにする上司ってあまり好きじゃないものですから。
ああ、分かりますよ。
僕もそうですから。
だから慶子にもあまり自分の事をペラペラと喋らなかったんですけどね。
おしゃべりな男だと思われたくなかったんですよ。
そう言った事って積極的にしゃべったほうがいいと私は思いますよ。
じゃないと、女性って警戒しますよ。余計に。
私に心を許してないのかな?って。
女性は男性を癒やしてあげたいといつも思ってるし
自分自身も癒されたいんです。
お互いに本心をぶつけあえない仲ってどうかな?って思いますけど。
薫子さんのいうとおりかもしれませんね。
お互いに無理していたのかもしれません。
良かったら、今度お食事でもしませんか?
あ、薫子さんは彼氏がいるんでしたね。
いえ、別れましたよ。笑
私もね。気を張っていたみたいで。仕事ばかりだったもので。
今度なんて言わずに、今晩なんてどうです?
薫子は肩の荷がおりたのか身軽になったようで
気持ちも穏やかになっていた。
お互いに気を張らずにいきませんか?
そうですね。
何だか疲れました。
今日はパァ〜と行きますか?
居酒屋なんて言わずにイタリアンでワインなんてどうです?
居酒屋はもう飽きましたので。
私もですよ。ははは…
慶子と桐生は居酒屋で酒を飲んでいた。
俺たちは居酒屋が1番気兼ねなく飲めるね。
薫子はいつもイタリアンイタリアンってうるさくてね。
俺イタ飯って堅苦しくて嫌いなんだよね。
私も!せっかくストレス解消に外食に来てるのに
肩こりするような店に行きたくないんだよね。
それならそうと薫子さんに言えばいいでしょう?
まぁいいじゃないかよ。
もう済んだことだし。
でも何でオーナーと別れたの?
え?いやぁ。そのぉ。
桐生は薫子に慶子とのやりとりがバレたから別れたなど
口が裂けても言えなかった。
いろいろとなってな。
こっちの都合ってもんさ。
アイツとは長く付き合いすぎたんだよ。
俺のほうがアイツに頼ってたし
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