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地獄視
第2章 はちあわせ
出るわよ。早く!
おまえおちょくると面白いね。
何、顔を赤くしてんだよ。
ジョークだろ。シャレの通じねえ女。
ほら。早くしてッ!
崇?崇!
慶子と桐生がホテルから出ると目の前に
薫子が2、3人の女性を連れて歩いていた。
け、慶子ちゃん…?
なんで崇と…?
み、見られた!見られた見られた見られた!
よりにもよってオーナーに。
慶子は桐生の手を振り解いて走り出した。
一刻も早くこの場から離れたかった。
薫子…いやぁ〜これには事情があって。
聞こうじゃないの。
薫子はそう言ったあとに連れの女性に
ごめんね。このバカと話しがあるから今日はここで。
はい。大丈夫ですか?
だ、大丈夫よ。野暮なことは聞かないの!
また明日ね。
はい。お疲れ様でした〜
さ、入るわよ。ゆっくりと話しを聞かせてくれるかしら?
桐生は薫子に手を引きづられてホテルに入っていった。
翌日、慶子は出勤してこなかった…
LINEも既読すらつかないわね。
あの子大丈夫かしら。
根がナイーブで繊細な子だから。
こっちも連絡つかねぇぞ。薫子
薫子は桐生とLINEしていた。
アンタはブロックされてんのよ!分かんないわけ?
俺、こういうのあまり詳しくないんだよね。
軽はずみな行動なんてするからあの子傷つけたじゃないのよ。
あの場はしゃーねえだろ?
まあいいわ。今日帰りに寄ってみるから。
アンタは少し反省してなさい。
うるせぇな。これだから女ってやつは。

私ってバカ。何してんだろ。
人と会うのが怖くなってきた。
桐生さんは悪気はないんだろうな。
死神が憑いてないんだもん。
他の人はみんな死神さんが連れ立ってるんだからね。
この世は悪人だらけ。
何かしら悪いことをしてんだろな。
しかし、桐生さんは何で自殺なんてしようとしたのかしら。
あんなに素敵な薫子オーナーが彼女さんで
カメラマンとしても一流の腕だと聞いてる。
何があったんだろ。
私には理解して出来ないわ。はぁ…
ピンポーン。ピンポンピンポンピンポーン。
誰よ…しつこいな。
慶子さーん。私でーす。志保でーす。
志保…ちゃん?
同僚の志保が心配して尋ねてきた。
ま、入って…
どうしたんですかぁ。店にも来ないし。
オーナーは?
心配してましたよー。
それより、私ね。この前居酒屋であった真二さんと付き合ってるんですよ。
え?あの桐生さんの友達の?
はい!あの後意気投合して。
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