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想い人
第6章 【続】第一章・同級生の想い人
夕方になり、お偉いさん達が隣接の温泉施設に到着した。


まずは各々、温泉施設を堪能。

2階は水着着用で、いろいろな温泉や温水プールを愉しめる。

そこでひと遊びした後は1階の大きな温泉で温まり、夕食は温泉施設内の宴会場で宴会になっていた。


「ひゃあーっ、置いてかれたぁ」

「美空がノロノロしてるから!」

「ごめんなさい〜」


湯上りに用意された、白地に赤い模様の入った浴衣。

これが着れなくて大苦労していた私。

見兼ねた彩華先輩が着付けてくれてる間に、他の女性社員達は宴会場へと向かっていた。


「美空!」

宴会場の入口近くに、透也と航先輩が立って待っていてくれた。


(───うわ…カッコイイ)

男性用浴衣は女性用とは色違いで、白地に紺色の模様が入っている。

その浴衣姿の透也は……鼻血が出そうなくらいにカッコイイ。

緩めの胸元から、引き締まった厚い胸板がチラチラ覗き目が釘付けになる。


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