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リヴァイ兵長は選べない人
第10章 最後の交わり
翌朝、エルドが食堂に行くと皆がざわついていた。
「あ、エルドさん!」
エルドのもとにエレンが駆け寄ってきた。
「あの、兵長が起きて来ないんです。起こしに行った方がいいか皆で相談してたんです」
「いや、今日は起こさなくていい」
エレンの顔がハっとなった。
声を小さくしてエルドに言う。
「やっぱり兵長眠れてなかったんですか?」
「ああ、眠れてなかったみたいだ。だから起こさないでやってくれ」
「エルドさん昨日兵長と話したんですか?」
「ああ」
大きな瞳をくりくりとさせながらエレンは顔を傾げている。
「どうやって眠らせたんですか?」
エルドはエレンの頭をポンポンと軽く叩いて微笑んだ。
「ちょっとしたおまじないをかけただけだよ」
「あ、エルドさん!」
エルドのもとにエレンが駆け寄ってきた。
「あの、兵長が起きて来ないんです。起こしに行った方がいいか皆で相談してたんです」
「いや、今日は起こさなくていい」
エレンの顔がハっとなった。
声を小さくしてエルドに言う。
「やっぱり兵長眠れてなかったんですか?」
「ああ、眠れてなかったみたいだ。だから起こさないでやってくれ」
「エルドさん昨日兵長と話したんですか?」
「ああ」
大きな瞳をくりくりとさせながらエレンは顔を傾げている。
「どうやって眠らせたんですか?」
エルドはエレンの頭をポンポンと軽く叩いて微笑んだ。
「ちょっとしたおまじないをかけただけだよ」