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リヴァイ兵長は選べない人
第11章 どうしようもないくらい
あの日から数日が経った。
リヴァイの顔色は随分と良くなり、忙しい毎日に明け暮れていた。
日々、実験に会議、それから掃除も欠かさず過ごしていた。
そんな中、普段は本部に帰るエルヴィンが今日は旧本部で一晩過ごす事になった。
リヴァイは正直、あれから意識しないようにはしていたが、
こっちで過ごすという事を考えると、少し動揺してしまっていた。
自分の考えを伝えて以来、仕事以外の話を一切していなかったのだ。
…また胸が締め付けられる様な感覚に陥る。
このままで良いのか?いや、今こんな事にかまけてる場合ではないだろう?
心の中で葛藤する。そして答えはいつも出ない。
ただ、エルヴィンにとって自分は不必要な存在では無いと分かった事だけが支えだった。
リヴァイは紅茶を飲みながら、エルヴィンと出会ってからの想いを馳せていた。
気が付けばいつも自分は彼の隣にいた。それが当たり前だった。
心臓なぞ、エルヴィンにとうの昔に捧げている。
でも今は二人の間に見えない壁のような物が張り巡らされてる気分になるのだ。
こないだは熱でうなされていた。
元気な状態でちゃんと話をしたいという気持ちも強かった。
でも話すといっても何を今更?という気持ちもあった。
結局答えの出ないまま、ぬるくなった紅茶をぐっと飲み干した。
リヴァイの顔色は随分と良くなり、忙しい毎日に明け暮れていた。
日々、実験に会議、それから掃除も欠かさず過ごしていた。
そんな中、普段は本部に帰るエルヴィンが今日は旧本部で一晩過ごす事になった。
リヴァイは正直、あれから意識しないようにはしていたが、
こっちで過ごすという事を考えると、少し動揺してしまっていた。
自分の考えを伝えて以来、仕事以外の話を一切していなかったのだ。
…また胸が締め付けられる様な感覚に陥る。
このままで良いのか?いや、今こんな事にかまけてる場合ではないだろう?
心の中で葛藤する。そして答えはいつも出ない。
ただ、エルヴィンにとって自分は不必要な存在では無いと分かった事だけが支えだった。
リヴァイは紅茶を飲みながら、エルヴィンと出会ってからの想いを馳せていた。
気が付けばいつも自分は彼の隣にいた。それが当たり前だった。
心臓なぞ、エルヴィンにとうの昔に捧げている。
でも今は二人の間に見えない壁のような物が張り巡らされてる気分になるのだ。
こないだは熱でうなされていた。
元気な状態でちゃんと話をしたいという気持ちも強かった。
でも話すといっても何を今更?という気持ちもあった。
結局答えの出ないまま、ぬるくなった紅茶をぐっと飲み干した。