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リヴァイ兵長は選べない人
第12章 そして彼が選ぶ時
「リヴァイ、キツイのか?」
「ち、違う…分からない…でも涙が出てくる…」
「リヴァイ…」

エルヴィンはギュウっとしっかりリヴァイを抱きしめた。
指で涙を拭う。拭っても拭っても零れ落ちてくる。
こんなに涙を流すような事は今まで一度も無かった。
そんな姿を見て、エルヴィンは初めてそれを口に出した。

「愛しているよ、リヴァイ」

リヴァイの瞳をしっかりと見つめる。
益々リヴァイの瞳が潤んで涙が零れ落ちていく。
歪んだ視界でエルヴィンを見つめたままリヴァイも言った。

「俺も…お前を愛してる、エルヴィン…」

初めてお互いに口に出した言葉…
エルヴィンは零れてやまない涙を唇で拭う。
そして抱きしめて言った。

「リヴァイ…お前は私の宝だ…」

そのまま再び熱を帯びている下半身の律動を始めた。
貫く度、リヴァイのそこは強く締め付けてくる。

「エ、エルヴィ…あっああ、はぁ…エルヴィン」
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