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少女監禁 罠に堕ちる女
第13章 再会、そして旅立ち

翌朝、私と宗一くんは古民家から追い出された。

生涯をかけて調教してゆく女がいることに
気づいたのだと修吾さんは言った。

てっきり私は徹底的にM女に躾られると
そのように覚悟していたから呆気なかった。

「聡子、お前がここに来てくれて
僕は本来の愛すべき女が誰なのかを悟った」

私と宗一くんを玄関まで見送ってくれた彼が
柔和な眼差しでそう言った。
修吾さんの手はリードを大事そうに握っていた。

そのリードの先は赤い首輪に繋がり
首輪をされてお座りしている秀子さんが
勝ち誇ったように私を見ていた。

「私では役不足でしたか?」

あんなに古民家から逃げ出したかったのに
いざ、こうして追い出されようとすると
惜別の思いが強くなった。

「お前をここに連れてきたのも運命…
そしてお前を連れてきたことで
私が誰をペットにするべきか気づいたのも運命…
きっと、私たちには
甥と伯母という引け目という垣根があったのだが、お前がそれを崩してくれたんだよ」

「聡子さん…
普通の女に戻れない時は…
いつでも帰ってらっしゃい」

その時はまた、二人で愛し合いましょうねと
言葉にはしなかったけれど
秀子さんの目がそう語っていた。

坂道をタクシーが掛け上がって来るのが見えた。
「見られて変な噂が立っても困るんで
僕たちはここで失礼するよ」

修吾さんと秀子さんは
仲良く古民家の中に消えた。

「そんな淋しそうな顔をするな
今から俺がお前のご主人様になってやるさ」

そう言って宗一くんは
私の尻肉を痛いほどに鷲掴んでくれた。




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