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My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
彼らはけして女が好むような美男でもないし、ましてや優雅などという形容とはおよそかけ離れている。しかし、真摯に生きる男の表情は実に生き生きとして魅力的だ。それはホストを辞めて、掛け持ちのバイトをしていた自分にはけして得られなかったものだ。
既に競りは殆ど終わりに近づいていたらしく、三十分を経ない中に終了した。網元が荷を広げている場所から少し離れて佇み、悠理はなりゆきを見守っていた。
既に競りは殆ど終わりに近づいていたらしく、三十分を経ない中に終了した。網元が荷を広げている場所から少し離れて佇み、悠理はなりゆきを見守っていた。