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禁断の保健室
第3章 脅迫状
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いよいよ最初の特別授業がやってきた。
「・・・ですから、この場合は・・・」
照美は教壇に立ち、生徒達に話しかけている。
いったいあんな事をしたのは誰だろう。
そう思いながらクラスを見回す。
廊下側の列ではタクヤが熱っぽいまなざしを照美に向けている。
窓際の列では、成元がほんのり口の端に笑みを浮かべながら照美を見ている。
照美は急いで目をそらす。
照美は、何事もなかったかのように装いながら、説明を続ける。
「それでは資料の方を・・・」
ブーン・・・
不意に照美の中のローターが振動を始める。
「うっ・・・」
言葉を続けられなくなり、思わずへっぴり腰になり、口ごもる
一番前の席の生徒が不思議そうな顔で照美を見る。
照美は咳払いをして、姿勢を正すと
「資料の方を皆さんに配りたいと思いま・・・」
振動がさらに強くなる。
「んはぁっ・・・」
照美の異変に気付き、さらに何人かの生徒が顔を上げる。
「先生、どうかしました?」
「な、なんでもないわ。あなた、この資料、配ってくれる?」
「え?はい」
「私は忘れ物を取ってくるから、みんな、目を通しておいて・・・」
照美はなんとかそう言い終えると、逃げるように教室を後にした。
「・・・ですから、この場合は・・・」
照美は教壇に立ち、生徒達に話しかけている。
いったいあんな事をしたのは誰だろう。
そう思いながらクラスを見回す。
廊下側の列ではタクヤが熱っぽいまなざしを照美に向けている。
窓際の列では、成元がほんのり口の端に笑みを浮かべながら照美を見ている。
照美は急いで目をそらす。
照美は、何事もなかったかのように装いながら、説明を続ける。
「それでは資料の方を・・・」
ブーン・・・
不意に照美の中のローターが振動を始める。
「うっ・・・」
言葉を続けられなくなり、思わずへっぴり腰になり、口ごもる
一番前の席の生徒が不思議そうな顔で照美を見る。
照美は咳払いをして、姿勢を正すと
「資料の方を皆さんに配りたいと思いま・・・」
振動がさらに強くなる。
「んはぁっ・・・」
照美の異変に気付き、さらに何人かの生徒が顔を上げる。
「先生、どうかしました?」
「な、なんでもないわ。あなた、この資料、配ってくれる?」
「え?はい」
「私は忘れ物を取ってくるから、みんな、目を通しておいて・・・」
照美はなんとかそう言い終えると、逃げるように教室を後にした。
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