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嫌いな男
第7章 強羅マンション(翔子)
「ああ?何が初め、て…」

鍵を開けて中に入りかけ、ふと足を止める。

「お前…な、ん、で…?」

「ちょっと、強羅くん!?」

――ああ、また"強羅くん"と呼んでくれた…昔みたい、に…


強羅の視界で翔子の顔がグニャリと歪んで、暗転した。



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