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嫌いな男
第7章 強羅マンション(翔子)
『先生が風邪で三日も休んでるの。私がクラス代表でお見舞いに行くはずだったんだけどお腹痛くて…翔子さん、代わりに行ってくれます?』
と、袋を渡されたのだ。



強羅が倒れた時に慌てて落とし、そのまま忘れていた。


しかし、再び中に入る勇気はない。
翔子は梨花に心で詫びながらドアノブに袋をかけて強羅の部屋を後にした。



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